Google I/O 2025 ~生成AIの次なる進化~|エクトミシステム株式会社|社員ブログ

どうも皆さん、広報のyanabanbanです。
IT業界のトレンドを追う一環として、先日開催された Google I/O 2025 をチェックしていました。

AIというと「便利なツール」というイメージがまだまだ根強いですよね。
ですが、今回の発表を見て、私たちの仕事の中でAIの立ち位置はこれから大きく変わっていくだろうなと強く感じました。

今後はAIが業務の中に自然に入り込み、 チームの一員のように機能する時代 が始まりそうです。

「検索」も「会話」もAIが隣にいる未来

従来のAI活用といえば、必要なときに検索したり、原稿の下書きに使ったりという「道具としての利用」が主流でした。
けれど今年のGoogle I/O 2025では、それ以上に AIが業務や日常に寄り添う存在 へと進化している姿が見えてきました。
特に注目したのは以下の進化です。

AIオーバービュー／Search Live
カメラを向けるだけでその場の情報を即解説してくれる検索機能。現場でのちょっとしたトラブル対応や、ツール操作の確認などで役立つ場面はかなりありそうです。

Gemini 2.5 Flash / Pro
会話型AIがさらに 高速＆長文対応 。
「この資料、次にどうまとめたら良さそう？」のようなより深い相談相手として活用できる場面が増えそうです

Android StudioのAIコーディング支援
UI画像からコードを自動生成 できるなど、開発初期段階のスピードアップに貢献。
エンジニアチームとの雑談でも「これはかなり実務で使えそう」という声がちらほら。現場での実装フェーズにも影響が出てきそうです。

こうした機能に共通しているのは、AIが“今何が必要か”を察知して、自然と行動を提案してくれる存在に近づいているということ。
まさに“気の利く同僚”がもう一人チームに加わったような感覚です。

AIが「今コレ必要コラ！」って教えてくれるの、ちょっと未来っぽくてワクワクするコラ〜。

AIとの関係性というと、まずは「エンジニア」の話を思い浮かべがちです。
でも実際には、 ジワジワと非エンジニア領域こそがAIの可能性を広げている 場面が増えています。

当社のように多様なプロジェクト・現場があるIT企業では、チームや職種ごとにAI活用の形が違ってきているのを実感します。

“AIにすべてを任せる”というよりも 「まず一案出してもらって、そこから人が整える」 という新しい仕事のスタイルが生まれつつあります。

現場、チームごとにちょうどいい活かし方が違うコラよ〜。カスタマイズしていくのが大事コラ！

そしてもちろん、エンジニアにとっても「AIとどう働くか」は避けて通れないテーマです。
最近では、次のようなスキルがより重要になってくると感じています。

組み合わせ力：複数ツールをつなぎ、使いやすく整える工夫
生成AI単体ではなく、社内ツール・外部API・チームのワークフローといった要素をどう橋渡しするか。「使えるけど、使われない」にならないための設計視点が求められます。

ユーザー視点：本当に使いやすいかを見極める力
導入したはいいけど、現場で困惑するようでは意味がありません。AIが自然に溶け込む設計かどうか、ユーザーとしての目線も必要になります。

協働設計力：「AIと人がどう協働するか」をデザインする力
たとえばコードレビューの一部をAIに任せ、人間は判断の難しい箇所に集中する。こうした“役割分担の最適解”を探るスキルが、技術的知識とは別軸で必要になってきます。

こうした力が求められる背景には、AIが“ツール”から“チームメンバー”に近づいてきているという前提があります。

「ちゃんと活かせる設計」を考えられる人材がいるかどうかで、
プロジェクトの進行スピードも、チームのストレスも大きく変わってくる 気がしています。

AIだって使われ方次第コラよ〜。「ちゃんと活かせる設計」がチームにとってすごく大事コラ！

Googleの発表を通じて、生成AIは「試してみる段階」から「業務に本格的に組み込む段階」に確実に進んできたと感じました。

これからはAIをどう使うかではなく、「どのように活かし、チームの一員として育てていくか」問われていく時代です。

しかもこの変化は未来の話ではなく、 すでに始まっている“今”の話 。
私たちがどんなAIとの関係性を築くかが、これからの働き方を大きく左右していくのだと思います。